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★「未来を予測」したり「正しい選択」をするための方法

こんにちは!川端です。

長らく、情報のインプットを積み重ねてきたのですが、ここにきてアウトプットが自然に溢れだしてきたので、あんなことやこんなこと(笑)色々なことをシェアして行きたいと思います。


前回は、「経営者の成長って?」という話をさせて頂いて、経営者の成長は何で計るかといと・・・

・どれだけ多くの予測(or創造)と選択が出来る様になったか
・次のステージに上がれるようになったか

ということではないですかという話をしました。

ということは、成長するには「未来を予測」したり「正しい選択」をする力を付ければ良いということになりますよね。ここのところをコンサルの仕事で関わった「成功している経営者」「現状維持の経営者」など数人の経営者とお話しした結果と、私のこれまでの経営体験から整理してみたので、その方法をお伝えします。

この話を整理するには、まず「時間軸」について考えを深める必要があります。言い方は難しく言ってますが、面白い話なので気楽にうなずきながら読んでみてくださいね(笑)

「時間軸」って何?ということですが、単純に3つに分割すると

1)過去
2)現在
3)未来

ということになります。今、この瞬間が現在であり1秒後には過去になるということだし、あなたが1秒後にする動作や思考は未来ということですが、1秒経つと現在になり、もう1秒経つと、それは過去になっていく。

時間は全てにおいて平等に流れているものなんですよね。


「未来を予測する」「未来への行動を選択する」ために必要なことはなんだと思いますか?

予測するには、情報を増やさなければなりませんよね。様々な情報をインプットして、予め測ることが出来る様にするのが予測です。これは「学ぶ」という行為をするということでもあります。

では、学び(情報)はどの時間軸に存在しているのでしょうか?

そう、「過去」ですね。

先人の教え(情報)や、書籍、事例、ネットの情報、セミナーで語られるノウハウに至っても、全て過去の情報です。

未来からは学べないということです。

だから、ただ未来に希望を描くだけで、学ばない人は、未来を判断する材料も能力も手に入らないということ。

あなたが、経営者として成長するには、この現実と時間軸の感覚を理解して、次のサイクルの中に身を投じることだと思います。

1)過去から「学び」
2)現在で「実行」し
3)未来で「結果」を出す
     ↓
1)過去の結果から「学び」修正し
2)現在で「実行」し
3)未来で「結果を出す

未来は誰にも分からないものなので、「闇の世界」なんです。
だから、少しでも見える様に明かりが必要ですよね。その明かりが「知識」とか「知恵」になるんですが、それは何度も言いますが、「過去」にあるものです。

だから、過去から学ぶインプットは大量にした方が良い。

自分が未来への一歩を踏み出し成功するための確率を高めてくれる判断材料がインプットですから、この質と量を高めることが出来なければ、行動の選択や実行に結び付かないんです。

実はこの段階で、間違ってはいけないポイントがあります。

それは「インプットの考え方」

例えば、同じ本を読んで、同じ内容を理解したのも関わらず、その知識を使える様になる人と、知識のまま頭に埋もれさせてしまう人がいます。後者の方が圧倒的に多いですね。これの極みが俗にいう「ノウハウコレクター」という輩です。

過去から学ぶ時、「へぇ~」「なるほどぉ」で終わると、その学びはそこで終止符を打つことになりますよね。「へぇ~」「なるほどぉ」の後に、「なんで?」「だから?」「どうして?」などの、自分の未来が判断できるように質問することが重要です。

こういう癖をつけておくと、大量にインプットした結果、単なる過去のノウハウをトレースして実行するレベルではなく、それを現在の環境に合わせて新たに応用するというレベルのアウトプットが出てくるんだそうです。

これは、「成功を収めている経営者」に聞いてみましたが、みなさん同じことをしているようです。インプットの方法は「人」からとか「本」からとか、色々ですが、大量のインプットをして、それが事業にどうやれば使えるかという質問をするのは「当たり前」のこととして実行しています。

凄いなぁと感じる経営者のアンテナの高さと、純粋さには、いつも驚かされます。

もう20年お付き合いしている社長との話で、忘れられないエピソードなんですが、その日は日曜日で、私はその社長の会社に顔を出したのですが、社長とお会いして、昼飯を誘われました。
このとき、社長は現金を持ち合わせていなかったようで、社長と事務員さんとした会話が忘れられません。

社 長:「あれっ、金がないや」
社 長:「佐々木さ~ん(事務員)、郵便局行って金おろしてきて」
事務員:「社長、日曜日なので郵便局は今日はお休みです」

社 長:「えっ、どうして?なんでよ?」

普通は「あっそうか、日曜日か」とか「あ~、そうなんだ」となる
はずですが、真顔で「えっ、どうして?なんでよ?」と事務員さん
に質問したんです。

事務所中、全員、呆気にとられてました(笑)

でも、この質問に答えられる人はいなかったんですよね。
この社長は、ただ純粋に無意識に、この質問をしているんです。
小さな出来事ですが、これが経営者のインプットの能力なんだなぁと今では腑に落ちています。


こういうことが習慣になって、意識しなくても出来る様になった時「ガラッ」と人生が変わっていたなんて類のお話しを良く聞きます。

これは、本当の事です。

ほとんどの人は、これを実践していません。

日々の生活や仕事の繰り返しの中で、目の前のものにファイトを燃やし、がんばる。現在と未来の2次元でがんばっていることが真剣に生きていると勘違いしていて、得られた結果に一喜一憂し、改善を繰り返すというケースが実に多い。

かくいう私も、この状態に知らず知らずにハマっていたので、偉そうに言えないのですが、今から思えば、凄く「危ない」スパイラルを平気で繰り返し、その中で悩んでいたことが悔やまれます。

「過去から学び、現在でどう使えるか問う」ということで、過去と現在と未来の3次元を繋げて、判断できるし、新たな価値(アイデア)を生み出せる確率も大きくなります。


あなたの成長のために、習慣にしてみてはいかがでしょう。

「経営者の成長って」の話

実は、最近、様々な仕事のうねりに揉まれながら、本当に色々なことを考え、学び、行動に起こしたりして、気付いたことが有ったので、その話をしようと思います。

いきなり、あなたに振りますが・・・

「あなたは、1年前より成長してますか?」

そう、1年前のあなたと、今のあなたを比べてみて、成長した部分はどこか、言えますか?

特に、あなたが経営者であった場合、この質問に答えられない状況であれば、「危ない」かも知れません。

なぜか?って、経営者が成長しているかいないか、答えられないというのは、単に考えていないというレベルの話ではなくて、経営自体が分かっていない可能性が高いからです。

経営を分かっていない経営者の会社って、誰が聞いても「危ない」でしょう。
多分、この質問に答えられないあなたは、次の質問にも答えられないと思います。

「経営者の仕事とは、なんでしょう?」

どうですか?答えられました?

実は、この2番目の答えが成長の問いの基準になるわけです。

会社の業績が伸びたとか、スタッフが増えたというのは、会社の成長ですが、経営者の成長でしょうか。

自分が成長したと感じるためには、何が、どのレベルやラインまで伸びたかということを客観的に分かっていないと計れないですよね。

実は、こんな自問自答を、わたし自身に投げかけたり、思考を深めたりする機会が、ここ1年間の間にあったものですから、同じ経営者のあなたの思考や行動の助けになればと思い、お話しをしようと思いました。

経営者の仕事はなにかを考えるには、「経営」ってそもそも何?ということが定義されていないと答えられない。

早速、調べてみると、経営の定義とは・・・

 人、金、物、情報といった自社の経営資源を、どこに集中させ配分していくかを選択し、
 目標達成のためにもっとも適し た代替案を策定し選択すること

 事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理
 ・遂行すること。

 企業の成長・発展を促し、事業価値を向上させることと共に企業の社会的価値を向上させ
 ること

簡単に言うと、「次に会社が、どう行動するか決めること」です。

それも、永続的に。


「どう行動するか決める」ためには「未来を予測」したり「正しい選択」をすること必要ですよね。

「未来を予測」するには、歴史・専門知識・取り巻く情報・事例などの大量のインプットが必要で、その果てに出てくるアウトプットが「予測の元」となっていくのではないでしょうか。

「選択」を誤れば、失敗に繋がるので「恐怖」がつきまといます。
「正しい選択」をするには、この「恐怖」を払拭する必要があります。予測した未来がまるで今日の現実のように見えている状態に近づけることが必要でしょう。

この辺の感覚を磨いている経営者は「自分の成長=会社の成長」という思考をしています。

経営者は、「次(未来)にする会社の行動を選択して実行に移す」のが仕事。そのために必要な資源や思想をどれだけのレベル感やスケール感を持って身に着けられるかということを常に意識していて、組織を動かしていくもんです。

このように考えると、経営者の成長は何で計るかといと・・・

・どれだけ多くの予測(or創造)と選択が出来る様になったか
・次のステージに上がれるようになったか

こんな指標になるのかなぁと思います。

どうでしょう?

あなたは、どう考えますか?


マーケティングは「うまいか?」「まずいか?」知ってから食え!

「マーケティングに”うまい”とか”まずい”ってどういうことよ?」このタイトルだけだと、どうもピンとこないですかね。(笑)

今回、お伝えするのは、このマーケティングの「味」ということについてなんです。

例えば、あなたが、食品スーパーに行ったとします。

「今夜は麺物が食べたいなぁ」と思い、スーパーの中を歩いていると、うまそうなラーメンのパッケージが並んでました。値段は380円。これを買っていこうかと思っていたところ、少し先で、おばちゃんが「うまい、うどんだよ!」って試食品を作ってます。値段は480円。

「あー、うどんもいいなぁ。ちょっと高いけど・・」

そして、試食したら、これがうまい。

結果、買い物かごの中には、480円の試食して、うまかった”うどん”が入ることになる。


▼『試食をしたら、480円のうどんを購入した』これはなぜでしょう?

なにも、試食の話をしたいわけではありません。ですから、試食や試供品に関するマーケティングテクニックの、お話は、また別の機会にしようと思いますが、この理由はこういうことなんです。


『リスクが無くなった』


試食が、無かった場合を考えれば、明らかです。

・うまそうな380円のラーメン
・うまそうな480円のうどん

「うまそう」というのはパッケージやPOPのキャッチなどから感じるものなんですが、買い手からしてみれば次の2つのリスクがあります。

1.実際に美味しいかどうか分からない
2.購入すると、財布の中のお金が減る

普通ならば、このリスクを最小限にするために、ほとんど無意識に「うまそうな380円のラーメン」を選択するんです。ですが、実際に家に帰って、食べてみたら美味しくなかったなんて経験、ありますよね。

試食した、今回のケースではどうかというと、

「1.実際に美味しいかどうか分からない」というリスクは、試食をして美味しいと判断したわけですから、完全に無くなります。

そして、「2.購入すると、財布の中のお金が減る」というリスクは、対価を払うという意識になるので、リスクではなくなるんですね。


▼ここで注目するのは、100円高額なうどんを買ったこと

いくら試食をしたからと言っても、この”うどん”は100円高いですよね。

ですが、金銭的な問題で買えない方や、うどん自体が気分で無かったりした場合以外は、ほとんどの人が、100円高い”うどん”を買います。

そうなんです。

100円高いというリスクを取ってでも、”うどん”を買う。

これは、この金額を払っても美味しいうどんを食べることが出来ると分かっているから。そこに、価値があると分かっているからなんですね。


▼実は、マーケティングもこのようにしてリスクを減らすんです

今回の、お話は試食のマーケティングテクニックの話では無いと言いましたが、それはこういうことです。

『マーケティングを行う上での試食とは、テストのことである』

マーケティングのリスクを、同じように考えてみましょう。

・実際に売れるかどうか分からない
・マーケティングには費用が掛る

どうですか?。スーパーで試食の無い麺物を購入する時のリスクと同じ様なもんですよね(笑)マーケティング展開する上での試食にあたる物は、『テスト』なんです。 この『テスト』をせずに、思いと勘でマーケティングに費用をかけてしまう方は非常に多いんです。

これでは、実際に食ってみなければ分からないというのと同じですよね。


▼では、どのようにして『テスト』すればいいのでしょうか?

『クイック・ウィン』(Quick Win)という言葉をきいたことがあるでしょうか?これは、「すぐに出せる成果」と言うことなんですが、マーケティングにおける、試食は、この『クイック・ウィン』を意識して『テスト』をすることが重要です。

マーケティング戦略の中では、多くの様々なアイデアが湧き上がってくる のが普通です。まさに”ラーメン”や”うどん”のように。そのアイデアの中から、直ぐに簡単に実現できそうで、インパクトのありそうなアイデアを『テストケース』に選ぶんです。

そして、『テスト』をする。

この時の、重要な3つのポイントをお伝えしておきますね。

・出来る限り、最高のメンバーで取り組む
・期待する目標値を明確にする
・テストの実行プランを必ず立てる

この3つです。これで、成功(『クイック・ウィン』)すれば、「試食したうどんは美味かった」というのと同じことになりますよね。自信を持って、100円高いうどんを買うことが出来る。(笑)自信を持って、このアイデアを採用して、マーケティング展開することができるんです。そう、『リスクが無くなる』から。

逆に、成功しなかったら、食べないでください(笑)

最高のメンバーで取り組む意味はここにあります。最高のメンバーをもってしても、成功しなかったアイデアは、マーケティング展開しても、うまくいかないのは必至ですよね。


『マーケティングは「うまいか?」「まずいか?」知ってから食え!』

この意味。分かって頂けたでしょうか。
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